
飼っているハムスターが調子が悪い、どうしたらいいんだろう?病院に行く目安や症状は?というのを調べてみました。
ハムスターは寿命は2年ほどというのが一般的です。18か月を過ぎたあたりから徐々に体の機能が衰えたり、のんびりするようになってきます。ハムスターにはどのような病気があるのでしょうか?
もくじ
ハムスターの病気
ハムスターの病気で一番気を付けたいのが「おなかの調子」です。幼いハムスターから老ハムスターまで、どのハムスターにでも起こりうることです。
下痢
下痢と便秘がありますが、目で見てわかりやすく異常に気付きやすいのは下痢です。おしりが濡れるほどの下痢をしたときは急いで動物病院へ連れて行ってください。ハムスターはお腹の病気になると脱水症状を起こしやすくなります。
また、下痢によって一気に体力を奪われ、回復することがむつかしくなります。できれば軟便になっているあたりで警戒して、病院に連れて行くようにすると安心です。
便秘
次に怖いのは便秘です。便秘は軽度のものから重度になると腸閉そくという怖いものもあります。便秘の見分け方としてはフンが出ているか、ということにつきます。
以前わたしの飼っているハムスターが便秘を起こしました。全く出てないわけではないのですが、いつもの何分の一くらいの少ない量のフンしか見かけず、しばらく小屋からも出てきませんでした。
エサや環境を大きく変えたわけではなく、土日で動物病院もやっていなかったので、対処法を調べて「オリーブオイルを一滴ほどなめさせる」というものを行ったところ次の日からしっかりとフンをするようになりました。
軽度の便秘だと油分で腸がの中が滑りやすくなり、改善することもあります。病院に連れていく目安としては二日か三日フンが少ししか出ている気配がないとき、もしくは丸一日全くフンが出ていない時、になります。

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肺・心臓の病気
お腹の調子だけでなく、他にも怖い病気はあります。
肺や心臓の病気です。年を取るとだんだんと心肺機能が低下していきますが、ひどい肺炎や心不全などを起こしているときは急いで病院に連れていきましょう。
「ククッククックックッ」と短く早い鳴き声を上げているとき、肩で息をしているような苦しそうなそぶりを見せたら呼吸器の疾患があるかもしれません。
だっこしてみて、なんとなく背中やお腹がむくんでみえるときも、心臓や腎臓になにか異常が起こっているかもしれません。
軽度から重度までいろいろありますが、やはり異常を感じたらすぐに病院へ、というのが鉄則です。目や耳が元気がなさそうになっている、毛艶がよくない、食欲がなく水を飲んでいないというときも病院へ行くサインになります。
ハムスターを診てくれる病院を探すには
ハムスターが病院へ行く理由は様々あります。健康チェックから治療、歯切りなどの日々のお手入れまで、一生を通じてお世話になる可能性が高い動物病院なので、しっかりとしたところを選びたいですよね。
ハムスターをしっかり診れる病院というのは実はあまり多くありません。犬猫、うさぎあたりまではカバーできても、小さなハムスターの重度な病気まで診れるとなると少なくなります。
耳がたち、毛に艶があり、瞳はキラキラしています。

探すときに大事なのは「エキゾチックアニマルを診れるかどうか」です。「エキゾチックアニマル」というのは外国産の野生生物を表す一般的な言い方です。
最近では在来種にも当てはまり、「犬猫以外の動物」という風に言われることもあります。犬や猫のように長く人間と暮らしてきたわけではなく、ペットとしての歴史がまだ短いなどの理由で専門の医師が必要になることが多いからです。
とはいっても、緊急性があるときにエキゾチックアニマル専門医を探すのは大変なので、飼う前からどの病院がいいかペットショップなどに相談しておくと安心ですね。
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