
こんにちは。現在ゴールデンハムスターを飼っています。小さくてかわいいハムスターは小さなスペースで飼育できると人気のペットです。しかしハムスターは小さな体の中にとてもたくさんの好奇心と体力を併せ持つ、パワフルな小動物とも言えます。ここでは主にゴールデンハムスターを例に出して説明していきます。
一般的に販売されている、30センチ四方くらいのゴールデンハムスターのおうちに当てはまるケージですが、これだと大人のゴールデンハムスターでは少しサイズが小さすぎます。理想はゴールデンハムスター一匹に対し、横60センチ×縦40センチ、高さは30~40センチほど必要になってきます。意外と大きいので、最初に購入される方はびっくりするかも。
(イメージ画像)
もくじ
【ゴールデンハムスター】おススメのケージ
ゴールデンハムスターで底面が60×40に近いケージはなかなか売っていません。
ペットショップで手に入りやすいのは「ルーミィ60」という大型のケージになります。
我が家のケージです(ルーミィ60)

ネットショップなども含めると、「ミニデュナ」という外国製のブランドのケージもおすすめです。
こちらはケージ本体に加え、ボトル、ハウス、ホイール、えさイレ、ロフト、階段などがセットになっています。
どちらもゴールデンハムスターを飼育するのに充分な高さと底面積を確保できます。
また、ハムスターを飼育するうえで注意するのは金網のケージです。安くかわいいものが多いのですが、金網をかじっては並びに影響が出たり、登ってけがをしたりとトラブルが起こりやすいといわれています。小さいものが多いので、結局は大きなケージに買いなおすことが多く、最初から「ルーミィ60」などの大きなケージを選ぶ方が後々のトラブルは少ないと思われます。
こんな感じで過ごしていますよ。

ハムスター飼育に必要不可欠!【床材】
ケージが用意出来たら次は床材です。ハムスターは床材を集めて巣を作ったり暖を取ったりと、飼育するうえで床材は必要不可欠です。
床材の種類には大きく三つ分かれていて、木製チップ(広葉樹)、木製チップ(針葉樹)、紙製マットの三種類になります。
一番手に入りやすいのは木製のチップです。木を細かく薄くチップ状にしたもので、圧縮してパッケージされているものが多く売られています。値段も200~700円ほどとばらつきがありますが、基本的に一番リーズナブルな種類になります。
木製チップには、広葉樹のヒノキをメインにしたものと、針葉樹のスギなどをメインにしたものと二種類あります。針葉樹の方が価格が低いものが多くたくさん床材を使いたいときには便利なのですが、ハムスターによってはアレルギーを引き起こすことがあります。広葉樹の方がアレルギーは少ないとされているので、心配な方は広葉樹のチップを使う方がよさそうです。
ポイント
針葉樹の方が低価格ですが、アレルギーを引き起こすことがあるので、心配な方は広葉樹の方がおススメ!
我が家の床材の様子。こんな感じでフカフカにしてあげてください

紙製のチップは、木製のチップよりも値段が高く量は少なめの傾向にあります。けれど汚れを見つけやすい、健康状態を観察しやすい、軽くて暖かいなどの理由でとても人気です。自宅で手作りすることもできます。新聞紙やキッチンペーパーを細長く引き裂いてハムスターの小屋の付近に置いておきます。自分で巣作りをするので、気に入れば持ち帰ってくれます。
新聞紙だとインクが心配、という方もいるかもしれませんが、新聞紙のインクは一応人体にも無害なものなので、ハムスターが間違って頬袋のなかにため込んでも大丈夫だといわれています。
ポイント
紙製のチップは値段が高いのですが健康状態を観察しやすく、軽くて暖かいので人気があります。
気を付けたいのは綿、ティッシュペーパーなどの床材です。暖かくみえるのですが、ハムスターが間違って飲み込んだりすると腸閉そくの危険性が高まります。腸閉そくはハムスターにとって命を脅かす病気なので、できるだけ危ないといわれている床材は避けるほうが良いと思います。
トイレ・小屋
次に用意するのはハムスターのトイレや小屋です。
ハムスターは賢い生き物で、トイレの場所を覚えます。できれば寝起きをする小屋と、排せつをするトイレは区別できるように別々の容器を使ってあげてください。
我が家では切株の形をした小屋を使っています

トイレの中にはトイレ砂を敷いておくと掃除のときに便利ですし、においも軽減されます。ペットショップにハムスター用のトイレ砂が売っているのでそれを買っておくと良いと思います。
ゴールデンハムスターの場合だと、寝起きをする小屋は10×13センチ、高さは6~8センチ程度のものがぴったりです。狭そうに見えますが、丸まって眠るのが好きなので、ハムスターにとっては居心地が良いのです。
運動に必要!【回し車】
ハムスターのケージ、小屋、トイレが決まったらあとは運動に必要な回し車です。
ゴールデンハムスターの場合、大人になれば体格は18~20センチ、体重も130g前後にまで大きくなります。だいたいペットショップからお迎えするときは生後1~2か月のころがほとんどで、そのころの大きさは10センチ未満、体重も40gぐらい、と大変小さくて回し車も小さいものでよさそうな気持ちになります。
でも大人になったハムスターだと小さな回し車では窮屈で、背中を反らせて回さなければならなくなります。体格がしっかりするのは生後半年ごろなので、短い期間小さいのを使うのも・・・となるので、最初から大きめを選んでおく方が無難です。
回し車はいくつか種類がありますが、一番振動が少なく、大きさの種類も多い「SANKO サイレントホイール」がおすすめです。
15、17、21センチのものがハムスターの飼育で使われるサイズですが、21センチのものを選んでおくと後からの買い替えもなく便利です。
我が家の回し車。ハムちゃんも楽しく遊んでいますよー

このように小さくて可愛いハムスターですが、快適に過ごせるようにいろいろなグッズがあります。参考にしてくださいね