

もくじ
保護犬が我が家にやってきた!焦らず、無理をしないことが大事
新しい家族がやってきた、保護犬を家族に迎えた時、良かれと思いいろいろなお世話をしてあげたくなるものです。犬は生後1年で人間の18歳程度に成長します。保護犬を家族に迎えた時は、大人同士と考え、焦らず、無理をさせずに過ごさせてあげましょう。
保護犬に焦り、無理強いは厳禁
保護犬を家族に迎える時、保護団体の方や保健所からゆっくりと新しい環境になじませてあげてくださいと説明を受けます。
でもいざ自宅に到着すると、何をしたらいいのか、何をしてはいけないのかと都度判断に迷う事でしょう。
保護犬への接し方は、焦りを持たずに、無理強いをさせないことを何より心がけておきましょう。
まず、家族がすべきことは、「名前」を決めることです。
保護団体や前の生活で使用されていた名前をそのまま使うもよし、全く異なる新しい名前をつけるもよし、今後の生涯使用する大切な名前を考えてあげましょう。
もちろん全く新しい名前を付ければ、愛犬自身戸惑いを見せることもありますが、数回も呼ぶうちに自然と理解し、なんら違和感を抱かなくなります。
犬を飼い始めた嬉しさ、出来る限り幸せになってほしいという思いから、つい家族の方から積極的に犬をなでたり、抱き上げたり、お手入れをしてあげたりとしてしまいがちですが、犬と人間とでは心構えが違っています。
新しい環境に犬自らが馴染み、犬の方から家族に寄り添うようになり、甘えた様子を見せる、家族の手を舐めるなどの行動を見せるまでは、遠巻きに見守り、ゆっくりと過ごさせてあげることが大切です。
必ずお互いに心が通じあったと感じるタイミングが来るので、焦らず、無理強いをさせずにそのタイミングを待ってあげましょう。
しつけは自宅に来たその日から始める
生活面においては、サークルはここ、ベッドはここ、食事はここと家族が決めたレイアウトがあり、何時に晩御飯を食べる、いつ散歩に行くなど生活のルールやリズムがあります。
トイレの場所を決めること、無駄吠えをしてはいけないこと、立ち入ってはいけないエリアが或ることも大切な生活のルールです。
これらのルールは、保護犬を家族に迎えたその日からしっかりと教え、身に着けさせましょう。
ただもちろん初めて学ぶルールばかりですから、失敗をしてしまう事も多々あるでしょうが、決して厳しく叱る、叩く、驚かすなどの方法をとらずに、指示を出す、誘導をするという方法で丁寧に教えてあげましょう。
家族に迎えた後数日は、まだ環境に慣れていないから、かわいそうだから、疲れてしまうからとしつけを後回しにしてしまいがちですが、この方法はかえって犬を混乱させてしまいます。
当初は許された行動が、ある日突然NGになり、叱られるとなると、今後もいつルールが変更になるのかを不安を感じてしまうからです。
生活のルールは事前に家族で決め、犬を家族に迎えたその日からぶれずに教えてあげましょう。
事前の告知でトラブル回避を
保護犬は、まず家族に心を開き、次第に家族を通じて周りの環境に馴染んでいきます。そのため、家族は保護犬がスムーズに新しい環境に馴染むことが出来るように、時にはバリアの役割を担ってあげる必要があります。
例えば
・トリミングショップを利用する時
・動物病院を受診する時
この事前のアナウンスが或ることで、相手も適度な距離感を持ちながら接し、扱い方にもある程度の緊張感をもってくれるからです。
また
・散歩
・ドッグラン
・ドッグカフェ
愛犬がまだまだ社会化トレーニングの最中であること、保護犬なので無理強いをしたくないことを事前に相手に伝え、ゆっくりと時間をかけて経験値を上げてゆきたいことに理解を求めましょう。
保護犬は、とても愛情深く、甘えん坊な性格になることが多くみられます。焦らず、無理強いをしないことでよりよい関係性を築くことが出来るので時間をかけてゆっくりと接してあげましょう。
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