

いろんな物も準備していざハムスターを迎えた方、どうやってハムスターと接すればよいでしょうか?当然ですが、飼い始めが最もハムスターが緊張していて、こちらも気を付けてあげなければならない時期。
今日は飼い始めたときに注意する点について、お話していきたいと思います。
もくじ
ハムスターが我が家にやってきた!
初めは触ったり、あまり近くで見たりしない
ハムスターも突然違う環境になって、きっと驚いていることでしょう。しかも引っ越す時期はおそらく小さい時期。人間でも小さい子供の時に一人で違うところに引っ越したら、不安でたまらないでしょう。そして、ハムスターからすれば、人は巨大生物!おそらくとても緊張してしまっています。
だから、ハムスターが来る前に環境を整えてあげて、迎えるときはすぐにケージに入れてあげて、静かな暗い場所に置くか、上から布をかけたりしてそっとしてあげましょう。そして、あんまりジロジロ見ないようにしましょう。人の足音なども彼らは察知してしまいます。
辛いかもしれませんが、1~2週間くらいはあまり彼らに構わず、ケージに近づくのは、エサの交換くらいにしておきましょう。
徐々に慣れてきたら手で餌を渡す
少しずつハムスターが慣れてきたら、次は手から餌をあげてみましょう。ハムスターが巣箱から出ているときに、初めは親指と人差し指でひまわりの種などをつまんで与えてあげてみましょう。もしかするとハムスターも緊張して来ないかもしれませんが、1日に1回くらい挑戦してみましょう!
ハムスターによってはすぐに来るかもしれませんが、臆病な子もいます。その場合は、気長に付き合ってあげましょう。
そして、つまんで餌を食べれるようになったら、次は手のひらにおいて餌をあげてみましょう。手のひらに乗って餌を食べてくれるようになったら、だいぶハムスターも人に慣れてきた証拠です!

散歩
手のひらに乗ってくれるようになったら、次は少しだけ散歩してみましょう。コンセントやコードなどの危険のない広い場所で、走らせてあげましょう。
初めは5分くらいから始めて、徐々に時間を長くしてあげましょう。私は、コタツや布団の上などに下して走らせてあげています。
しかしハムスターも性格によって、外に出たくない子もいると思います。外に出たいかどうかは、ケージの端で「出してくれ!」アピールしているかどうかで分かる気がします。そして、一度外に出してケージに入れても、まだアピールしているようでしたら、その子はきっとお散歩大好きなハムスターです。


噛む
初めのころは、人を敵と認識して噛みつくことがあります。成長しても、ハムスターが嫌がることをし続けると噛みます。私は、古くなった餌を取ろうとケージの中に手を入れたときに噛まれました。きっと大事な餌を取る天敵だと思われたことでしょう。ハムスターと関係性が築かれてくると、徐々に甘噛みのようになり、最後には全く噛まなくなる子の方が多かったです。
しかし臆病な子もいるし、攻撃的な子もいます。小さなハムスターが噛むということは、それ相応の覚悟を持って噛んでいると分かってあげてください。思い切り噛まれたときは、お互い良い思いはしていないと思うので、そっとしておいてあげましょう。
寝るところやトイレが変わる
飼っていると、温度によって寝るところが変わったり、トイレの場所が変わることがあります。私の今飼っている子は、おしっこの場所が砂場から、巣箱の中になってしまいました。でも彼らはそれがいいと思ってやっているので、躾けたりするのは難しいと思います。
掃除が大変になったりすると思いますが、ハムスターの気持ちを第一に考えて、生活させてあげるようにしましょう。


夏と冬で床材の量を変える
当然ですが、夏は暑いので床材はあまり必要ありません。床が見えない程度に床材を置いてあげるだけで大丈夫です。しかし冬は少し多めに床材を敷いてあげましょう。床材を自分の家に持って帰り、ベッドを上手く作って寝るからです。冬場は、ハムスターが寝ている場所の近くに特に多めに床材を置いてあげるようにしましょう。
ちなみに、ゴールデンハムスターのように大きなハムスターの方が寒さに弱く、ロボロフスキー・ハムスターのように小さいハムスターは暑さに弱いという傾向があるようです。寒さに弱いハムスターには、小動物用のヒーターを入れるようにしてあげて、暑さに弱いハムスターには、クーラーを入れるなどして、室温を下げるようにしてあげてください。
寒さ対策に!
病院に行くときには、時すでに遅し
ハムスターは小さな動物です。中々病気だと分かりづらいですし、病気になると急変してしまうことが多いです。ですので、日ごろから体調が悪くならないように、気を付けてあげましょう。病気になってから事後的に対処するよりも、予防を心がけるようにハムスターにとってストレスの無い環境を整えてあげましょう。
そして、もし病気になってしまった時に備えて、必ず小動物を診察してもらえる病院を探してから、ハムスターを飼うようにしましょう。
ロボロフスキー・ハムスター以外あまり一緒に飼わない方がよい(ロボロフスキー・ハムスターでも個体によっては関係が悪いことも)
基本的なことですが、必ず1匹につき1つのケージを用意してあげるようにしてください。また、ロボロフスキー・ハムスターは多頭飼いができるハムスターとして知られていますが、それでも仲の良い子と悪い子が出てきます。もし多頭飼いするならば、注意深く関係を見てあげて、喧嘩が起こるようならば、必ず別のケージに入れるようにしてください。
ちなみにロボロフスキー・ハムスターは結構飼育難易度が高く、また少し他のハムスターと比べると匂いが強いです。
ですので、初めてハムスターを飼う方は、人懐っこいゴールデンハムスターがお勧めです。ジャンガリアンハムスターは好奇心旺盛で、噛むこともあり、人に慣れにくい子もいますが、比較的飼いやすいハムスターです。
【ハムスターの注意点】まとめ
いかがでしたでしょうか?
まだまだご質問もあるかもしれませんが、基本的なことはこれぐらいです。
他にもハムスターのことについて書かれたサイトはいろいろあると思います。書かれていることもサイトによって異なるかもしれません。
しかし、一番大事なことは、ハムスターによって異なるということです。
人との関係でも同じように接しても上手く人、いかない人がいるように、ハムスターの飼育においても、どのハムスターにも当てはまる絶対的な正解というのは無いと思います。
なので、自分のハムスターをしっかり観察して、どんな性格の子なのかをしっかりと見極めることが一番大事なのかもしれません。
