今年の24時間テレビのテーマは「人生を変えてくれたひと」です。当時ペット同伴OKのバーを経営していた、現在、NPO法人【神奈川ドッグプロテクション】代表の菊池英隆さんの人生を変えてくれたひと(犬)は保健所で出会った保護犬「ソラ」です。
菊池さんはとても優しい印象の方です。(昔の写真を見ると茶髪のイケメンサーファーという印象でしたが)⇒中・大型犬を中心に保護活動を続ける。KDPの取り組み(いぬのきもちねこのきもちHP)
もくじ
菊池さんの人生を変えてくれた保護犬「ソラ」
当時ペット同伴OKのバーの経営者だった菊池英隆さんは友人の何気ない一言で近くにある保健所を訪れます。そこには、半年間もの間子犬用ハーネスを付けたまま放置されて食い込んだところが腐ってしまって重傷を負った保護犬「ソラ」がいました。保健所には他にもたくさんの殺処分対象の犬たちが・・・。当時の一個人である菊池さんには「ソラ」以外は連れて帰ることが出来ませんでした。
その後悔の想いを胸に菊池さんは2011年にNPO法人【神奈川ドッグプロテクション】を設立し、現在45~50匹の保護犬たちを保護し、月2回譲渡会を行うなど精力的に活動されています。
NPO法人【神奈川ドッグプロテクション】
HPはこちら⇒NPO法人【神奈川ドッグプロテクション】
志村けんさん、坂上忍さんが【神奈川ドッグプロテクション】に!
24時間テレビでは天才!志村どうぶつ園でもおなじみの捨て犬ゼロ部の一環として、タレントの志村けんさん、坂上忍さんとともに【神奈川ドッグプロテクション】を訪れました。
坂上さんは犬たちを見るなり「穏やかな顔の子が多い!」と驚き。
保護犬とは思わないほどの優しい顔つきはテレビを通してもわかるほどでした。菊池さんがいかに愛情を持って接しているのかがとてもよくわかりました。
菊池さんの人生を変えた「ソラ」もその中にいました。からだに食い込まれていたハーネスは菊池さんの手で取り除かれ、傷の痕はあるもののきれいになっていました。
【神奈川ドッグプロテクション】には現在45~50匹の犬たちがおり、多いときには100匹以上にもなったこともあるそうです。
中には人の手を怖がり身体をすくめる仕草である「ハンドシャイ」を起こす犬がいました。「ハンドシャイ」は人の手を怖がる心の表れと言われています。叩かれたり、怖い思いをしたことにより、「人の手=怖い」という条件反射なのです。
人の手からご飯を食べることが出来れば少し治ってくるのではないか?という志村けんさんの提案で志村さんがおやつを手渡しで食べさせることに。すると、すごい!志村さんの手からおやつを食べたのです。坂上さん曰く、「志村さんの手は神の手だから」
菊池さんは「ハンドシャイ」があることでそのわんちゃんを譲渡会に出すことをためらっていましたが、それがきっかけとなり、無事譲渡会に出ることが出来、来場された方にも見事、撫でてもらっていました。志村さんってすごいですね!
2013年神奈川県は殺処分ゼロを達成!
神奈川ドッグプロテクションの活躍もあり、神奈川県は2013年殺処分ゼロを達成しました。しかし、殺処分がゼロになっても、保健所に入ってくる犬たちはゼロではないのです。殺処分はされませんが、何年も保健所で新しい飼い主を待っている状態なのです。
【神奈川ドッグプロテクションHP】では譲渡情報、その他掲載していますのでお近くの方は是非チェックしてみてください。
HPはこちら⇒NPO法人【神奈川ドッグプロテクション】