金曜ナイトドラマ「僕とシッポと神楽坂」の内容レビューです。見逃してしまった方へ。今回は2018年11月9日放送分です。
「僕とシッポと神楽坂」主なキャスト
「僕とシッポと神楽坂」(第5話)2018年11月9日放送あらすじ
今日も坂の上動物病院にはたくさんのシッポたちがやってきます。
病院には徳丸先生の姿が。またひょっこり戻ってきました。人間ドックを受けるための戻ってきたのでした。
「しばらく世話になるわ―。」
すず芽がセキセイインコを連れてきました。
すず芽「押しつけられて困ってるの。しばらく預かって!」
高円寺先生「誰なの?この子の飼い主は?」
このセキセイインコはすず芽のお母さんの咲江が飼い主。急な入院で預かることになってしまったのです。
お母さんと仲の悪いすず芽はイヤイヤ預かって困っていたのでした。咲江は高校の音楽の先生をしています。
大地を返して
大地君は今日は旦那さんの両親である祖父母の家にお泊りの日。祖父母から話がある、とトキワは近所の神社へ。
トキワ「お話って?」
祖父母「祐(たすく)(加瀬先生)が行方不明になってもう7年。大地を立派に育ててくれてわたしたち感謝してるのよ。でもあなたはまだ若いんだし、この先好きな人が出来て再婚するかもしれないでしょ?」
トキワ「わたしはまだ祐さんの妻です。」
祖父母「トキワさん、民法では3年以上生死がわからなかったら再婚できる。祐のように事故で行方不明なら1年でも認められる。それをもうあなたは7年も。もう自由になってもいいんではないかな。大地は加瀬家にとってたった一人の孫なの。お願い、大地を返して。」
トキワ「わかりました、お2人のお気持ちは・・・。」
その会話を陰で聞いている大地・・・。
祖父母が坂の上動物病院に大地を迎えにきました。
トキワ「寝る前に歯磨き忘れないでね。わがまま言っちゃだめだからね。」
祖父母「まあまあ、わたしたちがちゃんと面倒見るから大丈夫よ。さあ、いらっしゃい。たまにはトキワさんも羽をのばして。」
黙って祖父母と出ていく大地。
・・・
夜、セキセイインコの世話をするために病院にやって来るすず芽。
インコ「タダイマ、タダイマ」
すず芽「この子馬鹿なんじゃないの!普通、お帰り、でしょ?」
高円寺先生「インコは話しかけられた言葉しか覚えないよ。だってお母さん1人暮らしでしょ?」
堀川君「だったらお帰りっていう人いないですもんね。」
田代先生がトキワにプロポーズ!
お休み中のトキワは田代先生とバッタリ。2人は喫茶店でお茶をしながら祐(加瀬先生)の思い出話をします。
田代「いつまで加瀬先生を待つつもりなんですか?」
トキワ「どういう意味ですか?あの人がもう帰ってこないとでも・・・。」
田代「そういう意味じゃありません。・・・現実に考えて7年は長い。忘れろとは言いません。でもいつかトキワさんが待つのをやめてもいいと思える時が来たら僕を大地くんのお父さんにしてくれませんか?」
トキワ「・・・?!」
・・・
帰り道、大地のことを考えるトキワ。GPSでチェックすると、動物園に行っているようです。トキワは大地にLINEで動物園の写真送って、とメッセージします。
祖父「お母さんから?返事しなくていいのか?」
大地「・・・いい。」
すず芽、お母さんのお見舞いに
高円寺先生から言われたすず芽はイヤイヤながら母咲江の病院にお見舞いにやってきます。
咲江「あら・・・。」
すず芽「何だ、元気そうじゃない!」
咲江「生活改善入院だからね。」
すず芽「改善しなくちゃいけないくほど不摂生してんじゃないわよ。」
咲江「改善しなくちゃいけないくらい忙しかったのよ、進路指導で。」
すず芽「いい先生だもんね、母さんは。どうせ教え子が夢語ったって片っ端から握りつぶしてるんでしょうね!」
咲江「あのね・・・、お母さんあなたに芸者なんて不安定な仕事じゃなくて・・・」
すず芽「やめて!聞きたくない。やっぱ来なきゃよかった!」
咲江「・・・ぴーすけ、元気なんでしょうね。もしもお腹が出てきたりしたら・・」
すず芽「はあ?娘よりインコの心配?とっとと引き取ってよね、あんな鳥!」
怒って出ていくすず芽。病院に一緒に来ていた名倉はその様子を陰で聞いていました。
坂の上動物病院の戻ってきた名倉
堀川君「じゃあ、親の反対を押し切って夢をかなえたから断絶しちゃってるってことですか?」高円寺先生「何とか仲直りできるといいんだけど・・・。」
名倉「難しいぞ、あの感じじゃ・・・。」
堀川君「親なら子供の気持ちを大事にしてあげるべきなんじゃないですかね。ねえ、トキワさん。」
トキワ「・・・へ?あ、うん・・・。(上の空)」
名倉「今言ったことは、すず芽には内緒だぞ。」
・・・
そのあとの仕事でもトキワは上の空です。頭には祖父母の「お願い、大地を返して。」という言葉がめぐっています。
大地はわたしが産んだ子じゃないんです
トキワ「申し訳ありませんでした。オペ中にボーっとするなんて。・・・すいません。」
高円寺先生「なにかありました?加瀬先生のご両親に何か言われました?大地くんのことですか?・・うちも母と2人だけの家族です。僕が大地くんぐらいのときですかね。僕がキャッチボールしようってグローブ買ってきたんです。でもあの人、運動音痴だから隣の家の窓ガラス割っちゃって、2人で頭下げまくったんですよね。その時思ったんですよね。無理して父さんになる必要なんてない、母さんはいるだけで、それだけでいいのにって。・・・すみません、生意気なこと言って。」
トキワ「・・・あの、付き合ってもらえますか?」
高円寺先生「え?!」
・・・
トキワは高円寺先生を飲みに誘い、大地くんを返してほしいと言われことを高円寺先生に話します。
トキワ「大地はわたしが産んだ子じゃないんです。大地は夫の連れ子なんです。結婚したのは大地が3歳のとき。一緒に暮らし始めて半年で彼は南米へ。それからずっと大地と2人きり。」
高円寺先生「そうだったんですか・・。」
トキワ「大地から父親を取り上げちゃったのはわたしなんです。」
南米に行くことを反対しなかったトキワは、加瀬先生が行方不明になって結果、大地から父親を取り上げてしまったのは自分のせいだと。
高円寺先生「ご主人の事故はトキワさんのせいじゃないと思います。・・・大丈夫ですか?」
トキワ「大丈夫、大丈夫とずっと自分に言い聞かせてきました。でも、不安になることもあります。あの人、帰ってこないのかな・・・。こう先生?(見つめるトキワ)」
高円寺先生「・・・はい。」
トキワ「お代わり頼んでいいですか?」
高円寺先生「・・・はい?」
トキワ「焼酎、ロックで!」
この2人にはロマンチックはやって来ないんでしょうか(笑)
・・・
酔っぱらったトキワを負ぶって家まで送る高円寺先生。寝かせるために家に上がった高円寺先生は加瀬先生の写真を見つけ、話しかけます。「トキワさんも大地くんもあなたの帰りを待っています。」
・・・
朝、祖父母は大地に一緒に暮らさないかと話します。トキワは別だと聞かされる大地。
祖母「トキワさんを自由にしてあげようと思うのよ。」
大地「俺がいたら母ちゃんは自由じゃないの?」
祖母「大地は、血の繋がったおじいちゃん、おばあちゃんと暮らすのが自然なのよ。」
大地「・・・。」
徳丸先生が咲江のお見舞いにやってきました。
お見舞いに持ってきたのはすず芽が子供のころに好きだった飴でした。徳丸先生は、すず芽と咲江は「中身」が似ている、と言い、「たまには神楽坂にも顔を出してよ。」と帰っていきました。似た者同士なんだから仲良くしろよってことなんでしょうか。
大地が家出!
トキワさんから高円寺先生の携帯に電話が。
「大地がいなくなったんです!」
2人は大地君を探しまくります。高円寺先生はその途中で堀川君に会い、堀川君が大地の書いた作文を見せてくれました。そこには大地の夢が書かれていました。大地の夢はお父さんと同じ動物のお医者さんになること。そして、仕事をしているお母さんはかっこいい。僕の好きな場所はお母さんが働いているところが見られる動物の病院です、と。
高円寺先生「そうか!」
・・・
大地は坂の上動物病院にいました。トキワもやってきて、大地を叱ります。
トキワ「どうして黙っていなくなったりしたの!どんだけ心配したと思ってんの!」
大地「ごめん・・・。」
トキワ「どうして黙っていなくなったりしたの!」
大地「だって、あのままおじいちゃん家にいたら帰れなくなると思って・・・。」
トキワ「だったら何で家に帰ってこないの?」
大地「だって、母ちゃん俺がいないほうがいいんだろ?」
トキワ「何言ってんの!」
大地「だったらなんであんな事言ったんだよ!」
大地はトキワが祖父母と話していたとき、トキワが自分を返すことを承諾したのだと思っていたのです。
大地「母ちゃん自由になりたいんだろ?俺がいたら自由じゃないんだろ?」
トキワ「大地、そんなこと考えてたの。」
大地「だって・・・。」
トキワ「立ち聞きするんだったらちゃんと最後まで聞いてなさい!」
大地「え?」
トキワは祖父母にちゃんと断っていたのです。血が繋がっていなくても7年間一緒に生きてきたのはわたし。わたしと大地は家族なんだ、と。わたしから大地を奪わないで、と。
大地は幼いころお父さんに「お父さんが帰ってくるまでお母さんを守るように」言われたことを覚えていました。だから母ちゃんは俺が守る!と。
そんな時、すず芽がぴーすけの様子を見にやってきました。するとぴーすけの様子がおかしい。「達也さん!ぴーすけの様子がおかしい!」
ぴーすけ手術
お腹が膨れて元気がありません。ぴーすけは卵詰まりを起こしていました。からだの中に卵が詰まっているのです。栄養不足やストレスなどで起こる現象だそうです。ぴーすけという名前ですがメスだったのでした。
鳥は発情期になると相手がなくても産卵できるのです。しかし、無精卵なので雛は生まれないのだそうです。
咲江が「お腹が出てきたら・・・」といっていたのはこのことだったのです。
すず芽「この子がいなくなったら母さん、ひとりになっちゃう。達也さん、助けて!」
高円寺先生「すず芽ちゃんの気持ちは受け取りました。」
手術は成功しました。高円寺先生は「お母さんにはすず芽ちゃんがいるから一人ぼっちにはならない。」と言いますが、すず芽は「向こうはわたしのことなんかもう娘と思ってない。」と。
外から戻ってきた徳丸先生がすず芽に小さいころ好きだった飴を渡します。お母さんに誇りを持って芸者やってると言え、と。
その時ぴーすけが「スズメ、アイタイネ、スズメ・・。」と。
咲江は独り事で「すず芽、会いたいね」といつも言っていたのをぴーすけが覚えていたのです。
咲江の退院の日、すず芽は病院に迎えに行きます。
すず芽「わたし、芸者っていう仕事誇り持ってやってんの。そろそろ認めてくれないかな。」
咲江「そんなの、とっくに認めてるわよ!お母さんこれでもインターネットできるのよ。あんたのポスターとか記事とか全部見てるし・・・。」
すず芽「だったら、どうして連絡くれなかったの?」
咲江「それはあんたが縁を切るっていうから・・・。」
すず芽「今度快気祝いに一席設けるから、来てよね。・・・に持つこれで全部?行くよ!」
嬉しそうに微笑む咲江。
後日、咲江はきれいな芸者姿のすず芽の踊りを見ながら快気祝いです。
エンディング
朝の坂の上動物病院。
トキワが出勤してきました。
「さて、そろそろ帰るわ」と徳丸先生。
トキワ「今日もよろしくお願いします。」
「よろしくお願いします。・・・これからも。」とつぶやく高円寺先生なのでした。
第5話(完)
原作コミック(電子書籍もあります)
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